【洋書】YL（読みやすさレベル）２の絵本６選｜大人にこそ読んでほしい作品も

この記事では、YL2 の洋書絵本を紹介します。絵本というと子ども向けというイメージがあるかもしれませんが、大人にこそ読んでほしい作品も登場します。

YL２の本を探している人は、ぜひ参考にしてください。

YL２の洋書（絵本）６選

YL２の絵本は、YL０～１の絵本に比べて、難しい単語が出てきたり、１文が長かったりと、読みにくく感じる要素が増えてきます。

知らない単語が出てきても、YL0～1のときと同様、できればストーリーや絵から意味を推測して読み進めてみましょう。読み終わったあとで辞書で調べて「答え合わせ」するのも楽しいですよ。

あまりに読みにくいと思ったら、今はその本はやめて、YLが低い他の本を読んだほうがいいかもしれません。読書経験を積んでレベルアップしてから、後でまた挑戦しましょう。

なお、今回もYLおよび総語数は、SSS英語多読研究会の「SSS書評」から引用しています。

Frederick

あるネズミの家族が、冬に備えて食べ物を集めていました。みんなが一日中働く中、フレデリックだけは食べ物を集めようとしませんでした。なぜ働かないのかと聞かれたフレデリックは、自分は働いていると答えます。

有名な絵本作家レオ・レオニの作品ですが、キャラクターは見たことがあっても、話は知らない人も多いのではないでしょうか？

フレデリックの行動は、現代社会では賛否両論分かれるかもしれません。あなたはフレデリックのことをどう思うか、ぜひ読んでみてください。

ちなみに、レオ・レオニの作品だと『スイミー』もレベル２です（YL2.5）。

The Giving Tree

あるところに、木がありました。木は一人の男の子が大好きで、その子に葉っぱやリンゴなど、いろいろなものをあげますが……。

子供向けというよりは、大人に読んでほしい深い話です。絵本にありがちな、いわゆる「子供向けのストーリー」が苦手な方も充分楽しめると思いますが、すっきりしたハッピーエンドが好きな人には不向きかもしれません。

個人的な感覚ではとても読みやすく、YLはもっと低くてもいいような気がします。

The Gardener

ガーデニングが大好きな少女リディアは、家族の元を離れて、パン屋を営む親戚のおじさんと暮らすことに。全然笑わないおじさんの笑顔を見ようと、リディアはある計画を立てます。

この本はリディアからの手紙という形で書かれていて、手紙に日付つきでリディアの近況などがつづられています。殺風景だったパン屋さんが、だんだん花でいっぱいになっていく様子にも注目です(^^)

今回紹介する本の中では総語数が多めですが、手紙形式なせいか、長さはあまり感じません。

Where the Wild Things Are

男の子のマックスは、いたずらをしてお母さんに怒られ、夕飯抜きで部屋に閉じ込められてしまいました。その夜、マックスの部屋が森になって……。

部屋が森になっても、かいじゅうを見ても、まったく怖がる様子がないマックス。肝が据わってます(笑)　

この本は20世紀最高の絵本の一つと言われているそうです。「名前は聞いたことがあるけど、読んだことはない」という方は、これを機に読んでみてはどうですか？(^^)

The True Story of the Three Little Pigs

オオカミの視点から見た「３びきのこぶた」の話です。囚人服を着たオオカミさんが、事の真相を語ってくれます。

「３びきのこぶた」の話を知って間もない子供に見せたら混乱しそうですが、大人が読むと「なるほど」と考えさせられる部分もあります。

The Egg Tree

イースターの日、ケイティとカールはいとこたちと一緒に、おばあちゃんの家でエッグハントをします。ふたりにとっては初めてのエッグハント。いとこたちは次々にたまごを見つけ、ついにカールもたまごを手に入れますが、ケイティはなかなか見つけられません。ケイティが屋根裏部屋を探してみると……。

エッグハントやイースターのたまごを作る様子が楽しく、読んでいてわくわくする作品です。おばあちゃんの家でこんなイベントがあったら、子どもは大喜びですね！　総語数2000語以上と、かなり読みごたえがあります。

さいごに

今回はYL２の洋書絵本を紹介しました。気になる本は見つかりましたか？

こちらの記事ではレベル３の絵本を紹介しています。もっと難しい絵本が読みたくなったら参考にしてください。
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