【YL0】『Penguin Readers Easystarts』を8冊紹介

洋書

以前、YL0の絵本をご紹介したので、今回はもう少し語数が多めのものを読みたい方向けに『Penguin Readers Easystarts』をご紹介します。

『Penguin Readers Easystarts』シリーズはたくさん出ていますが、この記事では私が実際に読んだ8作品のあらすじと感想をご紹介したいと思います。

これから『Penguin Readers Easystarts』シリーズを読む方はぜひ参考にしてください。

YL0『Penguin Readers Easystarts』8冊

今回ご紹介する本はどれも800~950語程度と、以前紹介したYL0の絵本と比べると語数がかなり多いです。ですが、各ページの半分以上が挿絵なので「英文がたくさん!」という威圧感はなく、YL0だけあって使われている単語や文法も易しめです。気軽にチャレンジしてみましょう。

好みに合いそうなものを読むと楽しみやすいですが、短くてすぐ読めるので普段は読まないようなものを読んでみるのもアリです(^^)/

なお、今回もYLおよび総語数は、SSS英語多読研究会の「SSS書評」から引用しています。

Between Two Worlds

YL:0.8
総語数:900語

ジョアンナは、フライングドクター(小型飛行機で病院から離れた地域に医療を提供する医師)のもとで働く看護師。自然豊かな北オーストラリアで暮らす彼女は、ある日病気の赤ちゃんの付き添いで大都会シドニーへ行くことになります。

人生の選択について考えさせられる話です。学校選びや就職活動などで、同じような選択を迫られた人も多いのではないでしょうか。最初のほうは何でこのタイトルなんだろうと思っていましたが、読み進めるうちに理由に気づいてすっきりしました。

Blue Moon Valley

YL:0.8
総語数:900語

藍月谷という小さな村で、リ・サン(Li Sun)という若い娘がおばあちゃんと一緒に暮らしていました。ところが、おばあちゃんの提案で、リ・サンは大好きな村を離れ、大きな街にいる親戚のおじさんのサーカスで仕事をすることに。無事にサーカスで働き始めたリ・サンですが、ふるさとが忘れられず、家に帰りたいと願います。

表紙を見てラブストーリーかと思ったら、どちらかというとリ・サンの故郷に帰りたいという思いのほうが主題でした。ハッピーエンドで、最後にはおじさんからのサプライズもあり、ちょっとほっこりします。

Dino’s Day in London

YL:0.8
総語数:801語

ロンドンでタクシーの運転手をしているトミーは、映画スターの息子ディノを観光に連れていくことになりました。待ち合わせ場所のホテルでディノを見つけ、観光に出発しますが……。

結末は好みが分かれそうです。勧善懲悪が好きな人や、理不尽な話が嫌いな人は、もやもやしてしまうかもしれません。最後の1ページで分かる真相にびっくりです。

Lucky Break

YL:0.8
総語数:720語

アメフトをしていたトムは、不幸にも試合中に脚が折れてしまいました。その一週間後、脚はまだ治っていませんでしたが、彼はお気に入りの女優に会うために映画館へ行きます。ところが、映画スターたちが到着すると、松葉杖をついたトムは群衆に押されてしまい……。

タイトルは『Lucky Break』ですが、脚が折れたことで偶然幸運が舞い込むというよりは、トムが機転を利かせて不幸のなかからラッキーを作り出したという感じです。トムのプラス思考は素晴らしいですが、女優さんの行動がひどすぎて個人的にはちょっともやもやします(^^;)

Maisie and the Dolphin

YL:0.8
総語数:900語

海辺の家で獣医の両親とともに暮らす少女メイジーは、ある日ボートとぶつかってけがをしたイルカを見つけ、手当てをしてもらおうと家に連れ帰ります。すると家の前には、イルカとぶつかって走り去っていったボートが。急いで家に入ると、ボートの持ち主がメイジーの父に、ここに大きなホテルを建てたいので動物病院と家を売ってほしいと話していました。

夢のある楽しい話です。前半でピンチに陥る主人公に、後半で奇跡が起きる王道展開。イルカが物語のカギを握るので、動物好きの人は特に楽しめると思います。

The Pearl Girl

YL:0.8
総語数:949語

カナダ人の少女ケイトは、両親と一緒にオランダを訪れていました。美術館で絵を見たあと、カフェでコーヒーを飲んでいると、お父さんが美術館にパスポートを置き忘れてしまったことに気づきます。ケイトはお父さんのパスポートを取りに、ひとりで美術館に行きますが……。

ケイトの機転に脱帽!1,000語以下という短さにもかかわらず、ハラハラドキドキしながら読めました。最後に出てくる館長さんの粋な計らいもすてきです。

San Francisco Story

YL:0.8
総語数:842語

サンフランシスコにやってきたばかりの若者ベンは、タイソンさんの店で働くことになりました。ベンは仕事ができるうえに親しみやすい性格で、タイソンさんの娘ルーシーともすぐに仲良くなります。ところが、それを妬んだ従業員のジェドが、ベンに泥棒の濡れ衣を着せてしまいます。

悪者にもっと罰があってもよかった気もしますが、希望のある結末になっています。物語がどんどん展開していくので、飽きずに楽しく読めました。地震のシーンがあるので、苦手な人は要注意です。

Tinker’s Island

YL:0.8
総語数:900語

ジェニー・ティンカーは14歳の女の子。お父さんと市場で野菜や果物を売って生活していました。ところがある日、お父さんが泥棒と間違われ、逮捕されてしまいます。お父さんを助けるため、ジェニーはある行動に出ます。

ティンカー親子の大冒険が面白く、この短さでも充分に物語を楽しめました。童話や児童書が好きな人には特におすすめです。

さいごに

『Penguin Readers Easystarts』シリーズから、YL0の本を8冊ご紹介しました。読んでみたい本はありましたか?

慣れてきたらレベルアップしてYL1の本にも挑戦してみてください。

あなたの洋書ライフのお役に立てたなら幸いです(^^)

関連記事:【YL1】『Penguin Readers Level 1』5冊|YL1の最初の1冊にも!
関連記事:【洋書】YL(読みやすさレベル)1の絵本5選|YL0の次はこれ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました