英検とTOEIC、翻訳者が取るならどっち? TOEICがおすすめな理由

翻訳

英語力をアピールできる資格といえば、英検とTOEICが有名です。

では、翻訳者(または翻訳者になりたい人)が仕事のために取るなら、英検とTOEIC、どちらが良いでしょうか。

最初に結論をお伝えすると、現役翻訳者である筆者は、断然TOEICがおすすめです。

この記事では、TOEICをおすすめする理由について詳しくお伝えします。
英検とTOEIC、どちらを受験するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

TOEICをおすすめする理由

早速ですが、英検よりもTOEICをおすすめする理由は、一言でまとめると「TOEICの方が受けやすいから」です。

TOEICは英検と比べて、

・リーディングとリスニングのみで受験できる
・対策がしやすい
・開催日が多い

という特徴があります。

そのため、翻訳の仕事のために取るのであれば、TOEICの方が取り組みやすいと思います。

それでは、上記のTOEICの特徴について、詳しく解説していきます。

リーディングとリスニングのみで受験できる

英検準1級と1級の試験内容は、

・リーディング
・ライティング
・リスニング
・スピーキング

となっています。

この中でリスニングとスピーキングは、他の2つに比べると翻訳においては重要度が低い技能といえます。
特にスピーキングは、プロの翻訳者の方でも苦手な人や不慣れな人も多いのではないでしょうか。

実は私も苦手です……

翻訳のために受験するのに、翻訳に必要ないスピーキングの能力を鍛えるのは、負担が大きすぎる気がします。

また、ライティングは翻訳(特に日英翻訳)で重要な技能ではありますが、後述する通り対策が難しいです。

一方、TOEICは

・リーディング
・リスニング

だけでOKです。

ライティングとスピーキングがないのは、精神的にも勉強の負担的にもかなり楽だと思います。

対策がしやすい

TOEICはとても有名な試験なだけあって、対策本がたくさんあります。

個人的なおすすめは公式の練習テストが解ける問題集ですが、他にも目標点別の参考書や、特定の問題に特化した本など、多種多様な対策本が手に入ります。

しかもTOEICは選択式なので、独学でも問題集の解答さえ見れば正否の判断ができます。

このように、TOEICは教材も豊富で独学での正否の判断も容易なので、対策がしやすいです。

市販の教材で、レベルや弱点別に合わせた対策ができますよ!

一方、英検はというと、

参考書はいろいろ出ているようですが、TOEICの豊富なラインナップに比べると、特に1級・準1級は種類が少なく見えてしまいます。

また、最大の問題として、ライティング対策とスピーキング対策の難しさがあります。

どちらも選択式ではないため、自分が書いた(話した)内容が合っているかを判断する必要がありますが、これはどうしても自分では難しいと思います。

本格的に対策をするなら、独学ではなく添削サービスや英会話教室などに頼ることになり、時間も費用もかかります。

開催日が多い

試験の開催日は、

英検:年3回
TOEIC:年18回(2026年度予定)

となっています。

この通り、TOEICは開催回数がかなり多いです(受験地によっては開催されない日程もあるのでご注意ください)。

これはスケジュールが不安定なフリーランス翻訳者にとって、とても嬉しい特徴です。

・急に仕事が入って勉強時間が取れず、納得のいくスコアが獲得できなかった
・どうしても受けたい仕事と試験日が被ってしまった

という時も、開催日程が多ければ、その分早く次の試験を受けられます。

目標スコアは?

せっかくなので、TOEICを受ける人のために、目標スコアについてもお話ししたいと思います。

翻訳者ネットワーク「アメリア」によると、英日翻訳に必要な英文読解力をTOEICスコアに換算すると850点以上だと言われているそうです。

個人的な印象でも、アメリアの求人でTOEICが応募条件になっている場合、求められるスコアは850点程度かそれ以下の物が多いように感じます。

そのため、翻訳の仕事のためにTOEICを受けるなら、

まずは850点

を目標にするといいと思います。

ただし、たまに900点以上が条件になっている求人も目にするので、個人的なおすすめスコアは

できれば900点

です。

これだけあれば、TOEICのスコアが原因で選考に落ちることはないと思います。

最後はトライアルの翻訳力で採否が決まるので、TOEICだけにこだわり過ぎるのは禁物ですが、これから受ける方はぜひ目指してみてください。

応募条件で求められるスコアは求人によっても様々なので、アメリア会員の方は、アメリアで自分が応募したい求人や似た内容の求人の応募条件を見て、目標スコアを設定してもいいと思います。

まとめ

今回は、翻訳の仕事のために受けるなら、英検よりもTOEICがおすすめな理由についてお話ししました。

TOEICは英検に比べて

・リーディングとリスニングのみで受験できる
・対策がしやすい
・開催日が多い

という特徴があり、英検よりも受けやすいのでおすすめです。

以上、参考になれば幸いです。

これからTOEICを受ける方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

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