どんな設備を導入するかは、フリーランス翻訳者にとって悩みの種。プリンターもその1つです。
そこでこの記事では、プリンターを導入するべきかについてフリーランス翻訳者の私の考えをお伝えするとともに、プリンターを使うタイミングを紹介したいと思います。導入検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
なお、ここでいうプリンターは「スキャナー機能付きプリンター」のことを指します。
プリンターは買うべき?
結論から言うと、
プリンターはあったほうがいい
と思います。
個人差はありますが、フリーランス翻訳者は結構プリンターを使うタイミングがあります。
内容によってはコンビニプリントなどで対応できる場合もあるかもしれませんが、情報保護の観点から、データや資料を外に持ち出すのは可能な限り避けたほうがいいでしょう。
資料の置き忘れの危険もあります
自宅で印刷とスキャンができると便利なので、後述の「プリンターを使うタイミング」も読んで、導入を前向きに検討してみてください。
プリンターを使うタイミング
フリーランス翻訳者がプリンターを使うのは、次のようなタイミングです。
・契約書の締結
・請求書の送付
・指示書や資料の印刷
・訳文のチェック
人や相手先企業によっては印刷不要なものもありますが、逆に言うと、契約書や請求書は相手先企業によっては印刷が必須になることもあります。
それでは、詳しく解説していきます。
契約書の締結
トライアルに合格して新しい翻訳会社に登録すると、契約書を交わすことになります。
たまに契約書なしのこともありますが、私の経験では少数派です
「郵送で紙の契約書が送られてきて返送する」というように、プリンターがいらない場合もありますが、よくあるのが「PDFなどのデータで契約書が送られてくる⇒印刷したものに署名・押印⇒スキャンして送付」というパターンです。
私がこのパターンで契約したときは、いつも「プリンターはありますか?」と聞かれることもなく「署名・捺印の上データを送付してください」と言われたので、もしかすると翻訳会社の方ではプリンターはあるはずという認識なのかもしれません(勝手な推測です)。
請求書の送付
契約書と同様、請求書のルールも翻訳会社によって様々です。
印刷をせずに済む場合もありますが、会社によっては「送られてくる請求書のデータを印刷し、署名・捺印の上データを送付」という方法が求められるところも。
ちなみに、印刷した請求書を郵送してくれと言われたことはありません。
指示書や資料の印刷
翻訳の仕事では、固有名詞の扱いなどのルールを書いた指示書や資料をもらうことがあります。
パソコンの画面上で見ながら翻訳を進めることもできますが、印刷して手元で確認できると便利です。
私の場合は、簡単な指示書なら印刷せずに済ませることもありますが、数ページに及ぶときは印刷して紙で確認したほうが作業効率がいいと感じています。
特に長期案件では、後から指示が追加されることもあるので、紙のほうが便利だと思います
データの方が扱いやすいという人もいるようなので、この辺りは人によるのかもしれません。
訳文のチェック
翻訳した後で訳文をチェックするとき、印刷したほうがやりやすいと感じる人もいるようです。
個人的には大差ないような気がするのですが、「印刷したほうがミスを見つけやすい」という意見を目にするので、まだ試したことがない人は、プリンターを導入したら試してみるのもいいかもしれません。
この用途では、現役の翻訳者だけでなく、勉強中の方にも役立ちそうです。
まとめ
フリーランス翻訳者は契約書の締結や訳文チェックなど、印刷・スキャンをするタイミングが結構あるので、プリンターはあったほうがいいと思います。
参考までに、私が現在使っているのはキャノンの「PIXUS TS8430」です。
これは今はもう古いようで後継機も出ていますが、今までこのプリンターで困ったことはないので、「選ぶのが面倒!」という人はこれ(このシリーズ)がおすすめです。
なお、印刷した書類の扱いには充分注意しましょう。
以上、プリンター導入を検討中の方に少しでも参考になれば幸いです。
それでは、お互いお仕事頑張りましょう!
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