【YL1】『Penguin Young Readers Level 3』5冊|あの児童書の簡単版も!

洋書

前回『Penguin Readers』(以下PR)の Level 1 を読んだので、次はLevel 2……と思ったら、Level 2 はYLが大ジャンプしてました(^^;) 前回読んだPR Level 1 はどれもYL1.0でしたが、なんと Level 2 は一気に YL2。

もう少し緩やかなレベルアップがいいと思ったので、今回は『Penguin Young Readers Level 3 』に挑戦してみました。このシリーズはたくさん本が出ていますが、ここでは私が読んだ5冊を紹介したいと思います。

『ジャックと豆の木』『みにくいアヒルの子』などの有名童話のほか、映画にもなった児童書『Charie and the Chocolate Factory』の簡単バージョンもあります!

YL1『Penguin Young Readers Level 3』5冊

今回ご紹介する本は、YL1.2~1.5 。YL1に挑戦し始めた人におすすめです。有名な童話などの知っている物語ばかりだったせいか、個人的には前回読んだ『PR Level 1』(YL1.0)よりも読みやすく感じました。

どの作品もイラストがとても素敵で、読書がいっそう楽しくなります。

なお、今回もYLおよび総語数は、SSS英語多読研究会の「SSS書評」から引用しています。

Jack and the Beanstalk

YL:1.2
総語数:800語

童話『ジャックと豆の木』です。貧しい少年ジャックは、牛と交換で魔法の豆を手に入れます。豆をもって家に帰ると、お母さんは激怒し、窓から豆を投げ捨ててしまいます。すると翌日、豆は天高く伸びる豆の木に成長していました。豆の木を登っていったジャックは、雲の上で美しいお城を見つけます。

語数も少なく、使われている表現も簡単なので、とても読みやすかったです。絵がきれいで、話を知っていても楽しく読めます。特に食べ物が美味しそうなので、これから読む方は注目してみてください。改めて読んでみると、色々盗まれた挙句に殺されてしまう巨人が気の毒な気もします(^^;) 

Peter Pan

YL:1.2
総語数:820語

ディズニーのアニメでも有名な『ピーターパン』です。ロンドンに住む少女ウェンディーは、弟たちにピーターパンのお話を読み聞かせていました。すると窓からピーターパンが入ってきて、みんなでネバーランドへ行くことに。ウェンディーたちはネバーランドで楽しい時間を過ごしますが……。

こちらも語数少なめで、さくさく読めます。ディズニーアニメと違う部分も少しあるので、『ピーターパン』の話を知らない人はもちろん、ディズニーアニメを観たことがある人にも読んでほしいです。ディズニー好きの私としては、イラストのティンカーベルの服が緑じゃないことに若干の違和感がありました(笑)

The Ugly Duckling

YL:1.2
総語数:650語

『みにくいアヒルの子』です。春、卵がかえってアヒルのひなが次々と生まれるなか、ひとつだけまだ孵化していない卵がありました。ついにその卵がかえったとき、出てきたのは大きくて灰色の、みにくいアヒルの子。あちこちで皆から「みにくい」と言われ続けたアヒルの子は、悲しくて親や兄弟の元を離れてしまいます。

アヒルの子がかわいそうな展開が続きますが、ハッピーエンドなのでご安心ください。動物の名前や鳴き声などは見慣れない単語かもしれませんが、イラストや話の流れから何の動物か、何の鳴き声かが分かりやすいので、単語を知らなくても問題なく読めると思います。

Charlie and the Chocolate Factory

YL:1.4
総語数:1300語

ロアルド・ダールの『Charlie and the Chocolate Factory』を簡単な英語で読めるようにしたものです。チャーリーはチョコレートが大好きな男の子。ある日幸運に恵まれ、世界で一番有名なチョコレート工場に見学に行くことに。そこで驚くべき光景をたくさん目にします。

原作の小説と比べて格段に簡単に書かれていて、原書を読もうとしてギブアップした方にもおすすめです。ただ、本当にだいたいのあらすじしか書いてないので、元の作品の楽しさをこの本だけで充分に味わうのは難しいかもしれません。映画や原作小説を(日本語でも英語でも)知っている人が、作品を思い出しながら簡単な英語で『Charlie and the Chocolate Factory』の世界を楽しむ本、という感じです。ちなみに本家『Charlie and the Chocolate Factory』のYLは4.5と、この本に比べるとかなりお高めです。

Hansel and Gretel

YL:1.5
総語数:1300語

『ヘンゼルとグレーテル』です。ヘンゼルとグレーテルは、お父さんと継母と一緒に、森の近くの小さな家に住んでいました。一家は貧しく、充分な食べ物を買うことができません。そこで継母はお父さんに、子供たちを森の中に置き去りにしようと言いました。一度は知恵で無事家に帰りつくことに成功する子供たちですが、二度目は道が分からなくなり、帰れなくなってしまいます。

みんな大好き「お菓子の家」が登場するお話です。語数は今回紹介する本の中では多いほうですが、話がどんどん展開していくので長さは感じませんでした。イラストは登場人物が表情豊かに描かれていて、各場面の雰囲気がしっかりと感じられます。

さいごに

今回は『Penguin Young Readers Level 3』の本を5冊紹介しました。
このシリーズは他にも有名な童話などを扱っているので、気に入った方は他の作品もチェックしてみてください(^^)/

あなたの洋書ライフのお役に立てたなら幸いです。

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