【洋書】YL(読みやすさレベル)3の絵本6選|有名映画の原作絵本も

洋書

この記事ではYL3の洋書絵本を紹介します。あの有名映画の原作絵本も登場しますよ!

絵本とはいえ読み応えのある本がそろっているので、簡単な絵本では物足りなくなった人にはぴったりです。

※「YLって何?」と思った方は、こちらの記事をご覧ください♪
関連記事:洋書の難易度がわかる「YL(読みやすさレベル)」と各レベルの洋書

YL3の洋書(絵本)6選

絵本もレベル3となると総語数が多くなってきます。絵本を開いて文字がたくさん書いてあると、慣れないうちは読めるか心配になるかもしれませんが、まずはとにかく読んでみてください。物語の魅力に引き込まれて、意外とあっという間かもしれません(^^)

長い文、複雑な構文が出てくることもあります。難しくて読むのがつらいと思ったら、レベル3の他の本に挑戦してみるか、YL低めの本をもっとたくさん読んでから再挑戦するのも手です。

なお、今回もYLおよび総語数は、SSS英語多読研究会の「SSS書評」から引用しています。

Badger’s Parting Gifts

YL:3.1
総語数:835語
邦訳タイトル:『わすれられないおくりもの』

みんなから好かれていたアナグマが死んでしまいました。残された友人の動物たちは悲しみに暮れますが……。

大切な人の死をテーマにした、切なくも温かい話です。

たまに文が長すぎて読みづらい箇所がありましたが、倒置などの難しい構文は特に見当たりませんでした。単語は他のレベル3の絵本に比べると易しめだと思います。

Amos and Boris

YL:3.2
総語数:1813
邦訳タイトル:『ねずみとくじら』

ねずみのアモスは海の向こうの世界を見ようと、手作りの船で海に出ました。ところが、船から落ちてしまい、海の真ん中でたったひとり浮かんで助けを待つしかない状況に。陸は遠く、泳いでいくのは不可能です。アモスが死を覚悟したそのとき、くじらのボリスが目の前に現れました。

小さなねずみと大きなくじらの友情を描いた作品です。話自体はとてもいい話なのですが、総語数が多いうえに難しい単語も出てくるので、とても長く感じました(^^;) 疲れてきたら休憩をはさむのもいいかもしれません。個人的にはもう少しYL高めでもいいような気がします。

Miss Rumphius

YL:3.3
総語数:1,248
邦訳タイトル:『ルピナスさん』

ルピナスさん(Lupine Lady)は小さなおばあさん。でも昔は、アリスという名前の女の子でした。アリスが大人になってルピナスさんと呼ばれるようになった理由とは?

港町や南の島などの風景を描いたイラストがとても美しい作品です。この本は2文目でいきなり倒置が登場します。この文と後で出てくる強調構文は、意味が取りづらいかもしれません。この2か所が分からなくても物語の大筋は掴めるはずなので、分からなかったら気にせずに飛ばして読み進めましょう(^^)

Miss Suzy’s Easter Surprise

YL:3.4
総語数:1,280語

リスのミス・スージーが外でイースター用の帽子に使う飾りを調達していたら、嵐がやってきて、目の前のリンゴの木が折れてしまいました。すると倒れた木から鳴き声が。近づいてみると、そこにいたのは4匹の小さなリスでした。

ミス・スージーの優しさが素晴らしく、特に子リスたちにイースター・バスケットを作るために取った行動には驚きました。

難しい単語もちらほら出てきますが、全体的には読みやすいと思います。

Sylvester and the Magic Pebble

YL:3.5
総語数:1,404語
邦訳タイトル:『ロバのシルベスターとまほうのこいし』

ロバの男の子シルベスターの趣味は、変わった色や形の小石を集めること。ある日、真っ赤でまんまるな小石を見つけたシルベスターは、この小石が願いを叶えてくれる魔法の小石であることに気づきます。喜ぶシルベスターですが、家へと帰る途中で思わぬ悲劇が起きて……。

gratify、hoofといった難しい単語も出てきますが、文脈や絵から意味を推測しやすいものもあります。構文は比較的シンプルです。個人的には今回紹介する本の中で一番読みやすく感じました。

Shrek!

YL:3.8
総語数:1,147語
邦訳タイトル:『みにくいシュレック』

醜い怪物のシュレックが魔女の占いを聞き、自分よりも醜いというお姫様を探して冒険をするお話です。

調べてみるとあの有名映画『シュレック』の原作だそうですが、映画とは違う点が多々あります。映画『シュレック』を知っている人は、本を読むと驚くと思いますよ。

この本はとにかく単語が難しいです。最初のページから、reptile(爬虫類)や convulsion(けいれん)など、見慣れない単語が出てきます。正直に言うと、私は分からない単語が多すぎて、知っている単語で書かれている部分やイラストを頼りに大筋だけ理解して読み進めました(^_^;) これを辞書なしでばっちり読めたら、すごい語彙力だと思います。

ちなみに、後で辞書を引きながら読み直してみたら、知らない単語が全部で72個ありました(笑)

さいごに

今回はYL3の洋書絵本を紹介しました。

絵本とはいえ、このレベルになるとなかなかの強敵です。特に洋書に慣れていない人は、まずはYLの低い本を読んで慣れてから読むことをおすすめします(^^)

あなたの洋書ライフのお役に立てれば幸いです。

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