以前の記事でYL(読みやすさレベル)0の絵本を紹介したので、今回は YL1の洋書絵本を紹介します。
YL0の次のステップの本を選ぶときの参考にしてください。
※「YLって何?」と思った方は、こちらの記事をご覧ください♪
関連記事:洋書の難易度がわかる「YL(読みやすさレベル)」と各レベルの洋書
YL1の洋書(絵本)5選
YL1の絵本は YL0の絵本に比べると総語数の多いものが多く、特に慣れないうちは長く感じるかもしれません。ですが、その分、魅力的なストーリー展開が楽しめます。
また、知らない単語が出てくる確率もYL0の絵本に比べて高いですが、せっかくの絵本なので、ストーリーや絵から推測してみましょう。辞書を引かずに読む練習になりますよ。
なお、今回もYLおよび総語数は、SSS英語多読研究会の「SSS書評」から引用しています。
Curious George
YL:1.3
総語数:927語
邦訳タイトル:『ひとまねこざるときいろいぼうし』
アフリカに住む好奇心旺盛なおさるのジョージは、ある日、黄色い帽子をかぶった男性を見かけます。男性はジョージを見て、家に連れて帰りたいと思いました。そこで男性は……。
「『おさるのジョージ』じゃないの?」と思って調べてみたところ、最初に作られたのが今回の「ひとまねこざる」シリーズで、作者の死後に「ひとまねこざる」のキャラクターをもとに新しく作られたのが「おさるのジョージ」シリーズとのことでした。
いたずらっ子のジョージの行動にくすりと笑える楽しい作品です。
Can’t You Sleep, Little Bear?
YL:1.5
総語数:977語
邦訳タイトル:『ねむれないの?ちいくまくん』
暗闇が怖くて眠れない小さなクマを、大きなクマが寝かせようとする話です。絵本らしい、平和でかわいらしい雰囲気を楽しめます。
おしゃれで優しい雰囲気のイラストが魅力的です。
The Three Pigs
YL:1.5
総語数:510語
邦訳タイトル:『3びきのぶたたち』
狼と3匹の子豚が出てくるあの有名な童話…と思いきや、話は予想外の展開に。表紙はなんとなく怖い感じがしますが、ホラーではないので怖がりな人でも大丈夫です。
語数は他の本と比べると少ないですが、言葉遊びや難しめの単語があるので YL1 になっているのだと思います。
まずは一言一句すべて理解することにこだわらず、趣旨が分かればOKということにしてストーリーを楽しんでください。気になる部分は後で調べると、勉強にもなりますよ♪
The Cat in the Hat
YL:1.6
総語数:1,553語
邦訳タイトル: 『キャットインザハット ぼうしをかぶったへんなねこ』
世界的絵本作家ドクター・スースの作品です。
ある雨の日、子供たちが家でお留守番をしていると、帽子をかぶった猫がやってきます。自由すぎる猫の行動に、次は何が起きるかとハラハラドキドキです。
総語数は1553語と他の本に比べるとかなり多いですが、同じ言葉の繰り返しもあるので、それほど長さを感じません。
One Fine Day
YL:1.7
総語数:811語
邦訳タイトル:『きょうはよいてんき』
ある天気のいい日、のどが渇いていたキツネは、おばあさんの牛乳を飲んでしまい、怒ったおばあさんにしっぽを切られてしまいます。キツネがしっぽを返してくれと頼むと、おばあさんは牛乳を返せばしっぽを返すと言います。キツネが牛のところに牛乳をもらいに行くと……。
自業自得とはいえ、キツネがかわいそうな気もします(^^;)
難しい単語も少し出てきますが、絵を見れば言いたいことは分かるので、調べなくても読み進められると思います。
さいごに
今回はYL1の洋書絵本を紹介しました。読みたい本は見つかりましたか?
YL1でもっと語数が多い本を読みたい方には、『Penguin Readers Level 1』がおすすめです。
関連記事:【YL1】『Penguin Readers Level 1』5冊|YL1の最初の1冊にも!
YL2の絵本を読んでみたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
関連記事:【洋書】YL(読みやすさレベル)2の絵本6選|大人にこそ読んでほしい絵本も
あなたの洋書ライフのお役に立てれば幸いです(^^)
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