【洋書】難易度順 レオ・レオニの英語絵本5選

洋書

『スイミー』『フレデリック』などの作品で有名な絵本作家レオ・レオニ。邦訳版(日本語版)もすてきですが、原書(英語版)を読むと、また違った魅力が味わえます。

そこでこの記事では、レオ・レオニ作品を初心者でも読みやすい順に5冊紹介していきたいと思います。

読みやすい順 レオ・レオニ作品の英語絵本5選

今回のご紹介するのは、『あおくんときいろちゃん』『スイミー』『フレデリック』『じぶんだけのいろ』『ぼくのだ!わたしのよ!』の5作品。

原書(英語版)の読みやすい順は、以下のとおりです。

  1. A Color of His Own(じぶんだけのいろ)
  2. It’s Mine(ぼくのだ!わたしのよ!)
  3. Little Blue and Little Yellow(あおくんときいろちゃん)
  4. Frederick(フレデリック)
  5. Swimmy(スイミー)

上の方の作品は単語や構文などが簡単で読みやすく、下にいくほど難しくなります。

今回は難易度の基準として、「YL(読みやすさレベル)」を使用しています。YLとは、SSS英語多読研究会が定めた読みやすさを表す数値で、数値が小さいほど読みやすいです。
※YLについて詳しく知りたい方は、この記事の最後にもう少し詳しく説明した記事へのリンクを貼っておくので、ぜひそちらも読んでみてください。

なお、YLおよび総語数は、SSS英語多読研究会の「SSS書評」から引用しています。

A Color of His Own(じぶんだけのいろ)

YL:0.5
総語数:240語

ほかの動物たちは「自分の色」があるのに、カメレオンは周りに合わせて色が変わります。ある日一匹のカメレオンが、自分だけの色を持とうと、ある行動にでますが……。

この作品は今回紹介する中では総語数が一番少なく、難しい単語も少ないです。”So did A.”などの少し難しい表現もありますが、絵とストーリーのおかげで意味を理解しやすいです。

It’s Mine(ぼくのだ!わたしのよ!)

YL:1.6
総語数:405語

ある小さな島に3匹のカエルが住んでいました。カエルたちはいつもケンカばかり。いろいろなものを「これは自分のものだ!」と主張しています。そんなある日、島に嵐がやってきて…。

『A Color of His Own』に比べると1ページ当たりの文字量がぐっと多くなり、なかなか読みごたえがあります。今まで洋書を読んだことがない人や短い絵本を中心に読んできた人は、少し長く感じるかもしれません。とはいえ、1文の長さはそれほど長くなく、展開も分かりやすいので、身構える必要はないと思います。難しい単語は絵から何となく意味を推測できるものも多いです。

Little Blue and Little Yellow(あおくんときいろちゃん)

YL:1.9
総語数:274語

あおくんときいろちゃんは、とっても仲良し。ある日、あおくんがきいろちゃんの家にいくと、中には誰もいませんでした。あちこち探し回って、ようやく、きいろちゃんを見つけたあおくん。ふたりは喜んでハグをしますが、そのせいで大変なことに。

文字の量が少なく、あっという間に読み終わります。単語も簡単なものが多く、文の構造もシンプルです。個人的には『It’s Mine』よりもこっちの方が読みやすいと思います。色が抽象的で物語の理解のヒントになりづらいので、YL が高めなのかもしれません。

Frederick(フレデリック)

YL:2.3
総語数:506語

ほかのネズミたちが冬に備えて一所懸命に食べ物を集めているのに、フレデリックだけはじっと動きません。なぜ働かないのかと聞かれたフレデリックは、自分は働いていると答えます。やがて冬がやってくると……。

今回紹介する中では総語数が一番多く、他の本に比べるとしっかりと「読書」を楽しめます。難しい単語もありますが、他の作品同様、ストーリーや絵から大体の意味を推測できると思います。

Swimmy(スイミー)

YL:2.5
総語数:299語

小さな魚のスイミーは、海の中で兄弟たちと暮らしていました。ところが、ある日お腹を空かせたマグロに襲われ、スイミー以外のみんなは食べられてしまいました。たった一匹で寂しく海を泳ぐスイミーでしたが……。小学校の教科書にも掲載されている有名なお話です。

いろいろな海の生き物が登場するせいもあって、単語が難しめです。分からない単語がたくさん出てくると読む気がなくなってきますが(笑)、ストーリーについていけるうちは、少しくらい分からなくても無視して先に進むのがオススメです。

読書中に何度も辞書を引いていると、だんだん読むのが面倒になってきますよね(^^;) 気になるときは、読書の後でまとめて辞書で調べると効率的にすっきりできます。

さいごに

日本でも有名な絵本作家レオ・レオニの作品を難易度順(YL順)に紹介しました。原書(英語版)にチャレンジする際の参考になれば幸いです。

今回の記事で出てきた「YL(読みやすさレベル)」についてもっと知りたい方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
■関連記事:洋書の難易度がわかる「YL(読みやすさレベル)」と各レベルの洋書

 

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